フルートのレッスンを始めるにあたって、

よくいただくご質問を簡単にまとめました。

    また記述にないご質問などもお受けしますので

遠慮なくお問い合わせ下さい。

体験レッスンについて        レンタルフルートについて

 

 

まったくの初心者です.まずどうしたら?
楽器以外に必要なものはありますか?
小さい子どもは何歳くらいから始められますか?
フルートに向く人とそうでない人ってありますか?
独学では上達しませんか?
フルートの音は近所迷惑になりますか?
肺活量が少ないのですが・・
練習する時間がないのですが・・
フルートをするのに口紅やマニキュアは?
楽譜が読めません.それでも吹けますか?
楽器の扱い方の基本を教えてください.
フルートの指使いは難しいですか?
フルートを練習するときは立って?座って?
練習はどれくらいしたら?
フルートを始める年齢に制限はありますか?
練習曲って必要ですか?
ピッコロとフルートはどう違う?
音楽大学に進みたいのですが・・
フルートは何年くらい使えますか?
フルートは金属製?

.

 

 

 

まったくの初心者です.まずどうしたらいいですか?

 

A. まったくの初心者でも、フルートは持っているけれど  

  吹いたことのない人とフルートを購入していない人と分かれます.  

  フルートを故あってお持ちの人は、(多少は保存状態によりますが)  

  レッスンを受ける前に楽器屋さんで調整をしてから   

 お持ちいただくと、すぐ始められます.  

  一度も吹いていなくても、置いているだけで  

  少しずつ劣化してきます.   

 鳴りにくい音があるままで始めると、悪いくせがつきやすいのでご注意!  

  これからフルート購入をとお考えの方は、

   できれば一人で買いに行かずに   

 フルートをマスターしている方と一緒に行くことをお薦めします.    

そんな方が周りにいないという方は、  

  楽器店でフルートのメーカーやその特性を尋ね、

   アドバイスをしてもらうといいと思います。  

  またその際には、故障したときのメンテナンスなども   

 十分に聞かれた上で納得してからご購入ください.   

 ネットで多くの情報を調べておくことも大切かもしれません  

  メーカー保証のついている店での購入はネットでも安心ですしね)  

  昨今は情報網が発達して、カタログショッピングやネット通販  

  などでも楽器の購入が可能になりましたが・・・   

 メーカー以外での購入方法はあまりお薦めしません.

   やはり実際吹いてみないとわからないからです。

   実際いわゆる使い捨てフルートといわれる29800円とか  

  39800円だかの楽器を購入して来られたことがありますが  

  (その方は自分で教則本も購入して)  

  1ヶ月経たないうちにキーの不具合で鳴らない音が出て・・   

 楽器店でこの手の楽器は修理できないと断られ、  

  楽器の購入しなおし(もちろん教則本も的外れのものを  

  選んでおられたのでこれも購入しなおし)  

  となったのですが、   

 上手になってバージョンアップするならいざ知らず   

 「もったいないことを・・・」と嘆いたのは他ならぬ私でした.(笑)  

  もちろん使い捨てフルートでも長持ちするものもあるのでしょうが・・・^^;  

  なにはともあれ、フルートを習いたいと思われたら   

 レッスンをしてもらおうと   

 思われる先生や教室に直接尋ねるのが一番だと思います.  

  若干割引があったり、何か付属品をつけてもらえるラッキーなことも   

 たまにありますしね♪   

 楽器は確かに物質ですが生き物のように感じることが多々あります.  

  ・・・ならばやはり出逢いでしょう.   

 これから一緒に楽しみも苦しみも?共有していくものですから   

 価値ある運命の出逢いをしたいものです.(笑)  

 

 

楽器以外に必要なものはありますか?

 

 A. まず一番に必要なのがやる気!です。(笑)あとは楽器さえあれば、  

  すぐにも始められます.   

 私はまず形からはいるのが好きなので、ゴルフを習いはじめたときに  

  クラブセット(これは母にもらった)ゴルフウエアセット(数着)、

   ゴルフバッグ、ボール、クラブヘッドにかぶせる帽子など・・   

 結構な金額を初期投資しました.。  

  1年ぐらいは持ったと思いますが(汗)それきりです。   

 ウエアはクローゼットの奥に入り(サイズもきついし・・・)   

 ゴルフのゴの字も日常生活の中で出ることはなくなり、バッグも邪魔で、   

 でも捨てられなくて・・・なーんて悲しいことになっていますが。 

   そんな私が言うのもなんですが、必要なものはおのずとでてくるので

   随時で構わないと思います.   

 ただ譜面台は練習する際にどうしても必要になりますので   

 (姿勢も悪くなるし)折りたたみ式の譜面台があれば、いい感じ!  

  譜面台も凝るとピンきりです。  

  ご予算に応じて素敵な彫刻入りも豪華ですが・・・.   

 その後、メトロノームやチューナーなど・・  

  あと、教則本や曲集など要りようですが、何はともあれ指導者の先生の   

 アドバイスをもらってからの方が的確だと思います.  

 

 

小さい子どもは何歳ぐらいから始められますか?

 

 A. この質問をよく受けます.今は小学1年生くらいから初められるよう、  

  頭部管がUの字になったいわゆる子供用フルートというのも販売されていて

   昔よりは手が小さい子どもさんでも始めやすくなったようです.  

  あくまでも私の場合ですが、子供用フルートだとホンの何年かで  

  買い替えをしなければならなくなります。   

 普通始めるとすると、子どもさんの体格にもよりますが   

 大きいお子さんですと4年生くらいから、そうでなければ5,6年生から   

 でしょうか.手が少し大きくならないと   

 楽器を支えるのが困難で嫌になったりする子がいました.。    

一日でも早くといわれると仕方がありませんが、   

 私は子ども用フルートは薦めていないので、  

  それならばむしろピアノやリトミックや、  

  音感や音符を読む勉強を楽しみながらした後でも   

 決して遅くないと思っています.フルートだけが音楽ではありません.  

  むしろ親御さんがそれにこだわったりする背景が見受けられます.

   楽しみながら感じて、表現する音楽。   

 小さいうちだからこそたくさんの選択肢を与えてあげてください.

 

 

フルートに向く人とそうでない人ってありますか?

 

 A. 結構答えに戸惑う質問でもあります.  

  そんなもん何も始める前からわかるわけないです(苦笑)  

  まぁ、往々にしてあるのは当然ですが「飽きっぽい人」ですか。  

  肉体的な向き不向きというのは、例えばピアノなら   

 せめてオクターブは届く手の大きさがよいといわれたり、   

 コントラバスなどは弓が長いので   

 少しでも腕が長い方が・・とかいわれたりしますし、    

フルートも一昔前までは、唇が薄い人の方が・・・とか  

  歯並びも出っ歯や歯並びが悪いとだめ・・とかいわれていましたが、  

  昨今ではさほど気にはされなくなったように感じます.   

 ただ、レッスンをしていて歯列矯正を途中から受けることになった生徒さん  

  のときはちょっと・・苦労しました..   

 それまで出ていた音が口の中が変わってきたために   

 まったくスカスカになって・・・。   

 このときは時間の経過と共に、本人の努力もあって    

矯正中ではありましたが、何とか立ち直ることができました。   

 なので、矯正を予定されている方とか・・・でしたら  

  整った後の方が断然習得具合が異なると思います.

 

 

独学では上達しませんか?

 

 A.独学は絶対ムリですとは言いません

皆さん諸事情がおありでしょう.   

 働く時間帯が世の中の人とは正反対だったり、   

 自分に合う先生に会うまでは・・・   

 とさすらう旅人を見たこともあります(笑)   

 しかし一般的に進歩が非常に遅く、遅くても正しい方向に進んでいれば   

 問題はありませんが、知らず知らずのうちに悪い癖がついたり・・・  

  という弊害が起きてきやすいです.  

  一度ついてしまった癖はなかなか抜けませんし。   

 せっかくフルートを始めるのであれば、よい状態のアンブシュアや、  

  正しい運指法、タンギング、呼吸法、音符の読み方、テンポ感、  

  リズム感、音色の作りかた、アーティキュレーション、表現方法などなど・・  

  無駄な苦労をするよりは先生に順序だてて教えてもらったほうが  

  早道だと思います.それにある程度誰かに聞いてもらうなど   

 身近な到達点を作ることにより、一層やる気が出るようになるものです.  

  どうせやるなら上手下手に関わらず誰かに聞いてもらいたくありませんか?

 

 

フルートの音は近所迷惑になりますか?

 

 A.・・・多分残念ながら近所迷惑になりやすいと思います.   

 世の中には色んな人がいるので運が悪ければ・・?ホンの些細な   

 日常の物音にすら苦情を言う人が隣接するという機会もあるわけで。

   私達音楽をする人の切実な切っても切れない問題でもあります.  

  一度苦情を言われたりすると音を出しづらくなってしまうので.

   防音設備をしていない限り必ず、生活時間帯に合わせて  

  (朝は9時以降夜は8時まで)の音だしを心がけるとか、   

 いくら暑くても窓を開けっ放しで吹かない、  

  などある程度のマナーも大切です.   

 最近ヘッドホンをして弾けるピアノやサイレントバイオリン、サイレント・・・   

 などというものが増えてきましたが、声楽の人と同様フルートは

   息を使って吹く楽器なので、そのまま音を出すしかなさそうです.  

  今のところサイレントフルートというのは聞いたことがありませんし.  

  もちろん金管楽器や他の楽器と比べてそんな音量があるわけでは   

 ありませんが、上達するにしたがって   

 遠くまで音が飛んでいくようになるものです.   

 防音にする予算が・・・といわれる方はとりあえず応急処置として、  

  外界との隙間に(窓やドア)毛布などの分厚いものを  

  かませたり挟んだりするだけでも全然違います.   

 その代わりエアコンは必須になりますが  

  (でなきゃ暑すぎて集中できなくて・・・とても吹けやしない)  

  長く続けるためにも隣人とは気持ちよく付き合いたいものです.

 

 

肺活量が少ないのですが・・・

 

 A. これもよくいただく質問です.  

  「そんなに大きくはないのに(私の体格が)  

  肺活量は相当なものなんですか?」とも聞かれます.   

 ???さにあらず。    

フルートは肺活量で吹くものではありませんから.  

  むしろ肺活量など常人よりも少ないです(笑)    

結局私たちの永遠のテーマ「呼吸法」がずっとついてまわるわけですが、  

  腹式呼吸と肺活量にかかわりがあまりないのです.  

  昨今呼吸法が見直されはじめてヨガ式呼吸法とか、瞑想呼吸法とか、  

  ヒーリング呼吸法とか楽器を吹く吹かないに関わらず   

 リラックスを促す目的のために呼吸法を習う人が増え始めたようです.  

  また、スーハーダイエットと称して   

 変なプラスチックの小さな筒を口にくわえて   

 スーハーするだけでダイエットにも効果的とか   

 ・・・いろいろ言われています.   

 もしそうなら管楽器奏者に太った人はいないはずですが・・・?  

  ともかく楽器を吹くときに使う呼吸が癒しや過太りを防ぐとすれば・・・

   使わない手はないでしょう???

 

 

練習する時間が少ないのですが・・・

 

 A. 1日は24時間しかありません.習い事の忙しい学生も、   

 朝から仕事のある大人も子育てに忙しい主婦にとっても   

 万人に均等に24時間が割り振られています.    

その時間をどう過ごすかはあなた次第です.  

  時間とは不思議なもので   

 「あー明日は休みだ!何でもできる何をしよう・・・」   

 などと計画も立てないで考えるだけでいると、  

  翌日はあっという間に寝過ごし、   

 気がつけば昼を過ぎ、動き始めたらすぐに夕方・・・そして夜.  

  「今日は大した事をしていないのに終わってしまった・・」

   なんてことありませんか?    私はよくあります.(笑)

   でも、忙しいときって練習する時間もなく、   

 自分のことを構うゆとりもなくなり・・・・   

 そんな中で否応なく時間を割振りしてしまうものです.  

  そしたらアラ?不思議!   

 暇なときよりも充実して密度の濃い練習時間を過ごし   

 機能的で無駄のない時間の使い方ができています.  

  もちろんこれがいつもだと疲れてしまうのですが.  

  時間がたくさんあれば練習するというものではないと自覚しています.   

 勉強したいという気持ちと練習時間は   

 バランスのよい生活の中において自分で作るものだと思います.

 

 

フルートをするのに口紅やマニキュアは・・・?

 

A. 高校生の頃マニキュアがすごく好きで凝ったことがありました.  

  しかーし、週に一度あるピアノのレッスンのために(自分のため・  

  爪の音がカチカチいうだけでなく力が入りにくくて指が痛くなってしまう)  

  爪を伸ばすことができなくてたまに5週目などでレッスンが休みのときは  

  少しだけ伸びた爪にマニキュアを塗って楽しんでいたこともありました.  

  今となっては、誰に何を言われるわけもなく、音階練習を毎日何時間も  

  弾くわけでもないのに爪は短いままです.逆に伸ばせなくなりました.   

 少し伸びて白い部分ができると我慢できなくなってしまうのだから不思議・・・   

 マニキュアも奇抜な色を塗ることもなくなり、   

 しかも家事をする上できれいなままで  

  いることは不可能なのであまり塗らなくなりました.   

 まめに手入れをするこまめさもないですし(笑)   

 フルートをする上ではあまり不便なことはないと思います.  

  が、たまに爪が長すぎて   

 キーの中のタンポに傷がいってしまった・・とは聞いたことがあります.

   マニキュアを塗るだけで指がそんなに重くなるわけでもないですし、

   格別制限はないと思います.  

  適度な美しさと品さえあれば誰にとやかく言われることもないと思います   

 (あくまでも私の意見ですから)   

 それから口紅ですが、私は口紅を塗らないと顔色が悪く見えるので、   

 必須アイテムです(笑).  

  奏者の中には薬用リップクリームしかつけない  

  ・・とかもちろんいろいろいますが、   

 これにも制限はないと思っていていいと思います.   

 ただ口紅をつけすぎるとリップの部分で滑りやすいですし、  

  最近のグロスなどは塗ると・・・最悪です.   

 べとべとで気持ち悪すぎる!   

 なのでしっかり口紅を塗ったり、グロスを塗るときというのは   

 結構無意識にフルートを吹かないときか、  

  もしくは吹くときでもその前にティッシュオフをしてから・・・って感じです.   

 女の人でしたらきれいにしていたいものです。   

 あくまでも常識の範囲内でおしゃれを楽しむ分には   

 誰にとやかくいわれることもありません.  

 

 

楽譜が読めません.それでも吹けますか?

 

 A. まったく読めない人は始められると   

 多少のハンデキャップは感じられるようです.    

でも、はじめのうちはそう難しいリズムもないので、  

  うたったり説明することで    どのようにでも対応できます.  

  鈴木メソードのように楽譜が読めなくても   

 耳で聞くだけで上達する人がたくさんいるぐらいですから  

  心配には及びません.   

 私のレッスンでいえば、   

 最初のうちはドとかレとかカナを振っていた人が(楽譜に)   

 毎週嫌がらせのように消しゴムで消されるため、

   いつのまにか覚えるようになってしまった人が大半です.   

 めないよりは読めたほうが進みやすいのは事実ですが  

  読めなくても気後れしないでどうぞ♪

 

 

楽器の扱い方の基本を教えてください.

 

 A. フルートは頑丈な金属の物体ではなく、

非常に繊細な生きものです。   

 ほこりや衝撃を嫌います。   

 作る際の行程では100分の1ミリを重要視する楽器と聞きます.   

 キーとキーの間(トーンホール)もすべて計算されていて、   

 バランス調整もハイレベルな仕事がしてあります.   

 楽器を乱暴に置いたりするだけで、小傷はすぐ入ります.  

  ましてや、あろうことか杖のように振り回したりすると・・・   

 恐ろしいことが起こります.   

 せっかくの楽器を買いかえせねばならなくなったりするので、  

  何事も生きものとして扱ってください.  

  人であればぶつかっても上に乗られても痛い!   

 といえますが楽器はいえません.  

  思いやりと慎重さをもって始めて楽器と一体化できる日が近づくのだ  

  ・・・と思ってください(笑)  

 

 

フルートの指使いは難しいですか?

 

 A. 現在一般的に使われているフルートのキーの数は、   

 フルートで名曲を演奏するための最小限度のもので9本の指を  

  (右手の親指は楽器を支える役割とみなして)  

  色々と組み合わせることによって  

  3オクターブの音が出る仕組みになっています.  

  3オクターブ目の運指は、それまでの効率のよい指使いからすると   

 覚えにくいと嘆く人が大人の中にはちらほらいますが(笑)  

  時間と練習と共に覚えられるはずです。  

  まず初歩の段階で、丁寧に正確に思えることが難しさ解消の近道です.  

  一度いいかげんに覚えてしまうと、   

 その癖をとるのに本当に時間がかかってしまいますので  

  間違った指使いを即!指摘してくれる人は絶対必要です. 

   フルートに限りませんがピアノや楽器全般、   

 指先を器用に動かしますので、   

 脳の刺激と末端の運動にはもってこいです.    

 その上フルートは持ち運びが便利ですよ!  

  案ずるより産むが易し さぁ、フルートはじめてみませんか?

 

 

フルートの練習をするときは立って?座って?

 

 A. よほどその方の体調が悪いとか足を痛めて・・・とかいう場合は別ですが  

  通常、呼吸法など立っていた方がわかりやすいので  

  レッスンは立ってします。   

 フルートを吹くのによいとされる姿勢は、足が地について、その上に  

  自然体で程よく緊張させた下腹部、でん部、骨盤をのせ、   

 その上に上半身をのせ、   

 最後に頭がすとんとのった状態が好ましいといわれています.  

  この姿勢はフルートを吹くために働くすべての呼吸筋を  

  正しくより柔軟に作動させる  

  (と、しかるべき本に記してありました)そうです。  

  なので一言も立って吹かねばならないとは書いてありません.  

  よい条件を整えた姿勢を保ちさえずれば、どっちだっていいと思います.

 

 

練習はどれくらいしたら?

 

A. 毎日練習する方がいいのは当然のことです.   

 勉強だってなんだって同じことです.  

  うちに来る生徒がよくレッスンの待ち時間に(それも早めに来て)  

  公文の宿題をやっています.   

 何でも3日分貯めてしまってプリントが結構な枚数になるらしいです.  

  そんなん一度にやったって身にならんよーといつも言うのですが、  

  それとまったく同じですよね.   

 私も小学校の頃、ピアノのレッスンに行くのに   

 レッスンの直前に慌てて練習したもんです.(苦笑)    

少しずつ習得できればいいに越したことはありませんが、

   まぁそれは一般論.   

 皆さん色んな事情がありますわ.  

  忙しい人ほど時間を有効に且つ効率よく使われています.   

 練習もすればいいって問題でもなく・・・  

  要はある程度自分の中でサイクルを決めてすることです。   

 その昔、フルートを肌身はなさず持ち、  

  時間さえあればフルートを吹いているときが   

 ありました.半ば自分の中でも強制的にある種の強迫観念を持って.   

 そんなときにトレーバー・ワイの教則本の中に   

 気がのらない時はフルートを置いて   

 海にでも遊びに行ってきなさい  

  (実際そういう書き方だったかは忘れました笑)  

  その文字の光り輝いて見えたこと.   

 あーそうか、そういう選択肢も有りだったんだ・・・と   

 ・・・なんと真面目な私でしょうね.  

  今となってレッスンのときによく生徒さんに言うのは  

  「いい音が出るときは楽しんで練習してください.  

  いまいちの音で息が苦しいとか、楽しくないというときは  

  フルートは閉まって他のことをやってください」   

 もちろん私が勝手にそういっているだけですからね  

  異論があっても一切関知しませんので、あしからず(笑).

 

 

フルートを始める年齢に制限はありますか?

 

 A. 物事を始めるのに年齢制限などありません・・・が持論.   

 勿論はじめる年齢によっては専門家になるには   

 ちょっと遅いかもしれませんが。   

 私も10年位前は中高生の生徒さんが圧倒的に多かったのですが、

   最近は大人の生徒さんの方が多くなってきました.。  

  学生との大きな違いは・・・学生は親に言われてきている子が多い.  

  覚えるのも早いが忘れるのも早い.しかし伸びる子は伸びる.   

 大人は、自分の中で明確な意思を持って来られるので、常に意欲的.  

  時には練習してないので先生に会いにきました、  

 おしゃべりをしに来ました.   

 そんな方もおられますが.(笑)   

 私は大人の生徒さんとの時間のほうが圧倒的に好きです.  

  1曲が仕上がる苦労もありますが、感動もひとしお♪   

 またフルートは義歯になっても吹けるらしいです.   

 今からでは遅すぎるかな?とためらう前に、思い切って一日でも早く   

 吹き始められてはいかがですか?  

  読譜力と、運指作業と・・そして美しい音作りで   

 右脳も左脳も活発にならないはずがありません.

 

 

練習曲って必要ですか?

 

 A. 練習曲が好きな人と、曲なら頑張るのだけど・・というタイプに   

 分かれるようですね.でもほとんどの練習曲は、よく味わってみると  

  とても美しいメロディーを持っています.それもそのはず。

   名曲を吹くためのあらゆるテクニックが網羅されているのですから.   

 いや言い換えれば網羅されているのが練習曲(エチュード)なのです.  

  練習曲は作曲家やその知識のある名フルーティスト達が   

 自分自身のために、あるいは後世のフルーティスト達のために  

  ロングトーン、スケール、アルペジオなどを    

多種多様に駆使して、時には美しいメロディスタイルで、  

  時には不自由な運指をクリアさせるためにかかれたメモです.  

  練習曲を吹いていると「このエチュードが音楽的に吹けるようになったら、

   どんな名曲でも吹けるよ」なんていわれているような   

 気がしてくるから不思議です.   

私はどちらかというと曲よりもエチュードの方が好きですね.  

  絶対苦手な運指がクリアできるようになったときの自己満足たるやー  

  計り知れません(笑)   

 

 

ピッコロとフルートはどう違う?

 

 A. フルート族の中で最も高い音域が出るピッコロはオーケストラの中でも  

  最高の音域を受け持つ一番小さな管楽器です.  

  ベートーベン作曲交響曲「第9番」の最後のように  

  キラキラと光るような華やかな音色は、全体が盛り上がったときに、

   またラベル作曲「ボレロ」ではトルコ風にエキゾチックなムードを出すために  

  効果的に使われたりしています。   

 フルートとピッコロは基本的には奏法は同じです.  

  が、管がフルートよりも細くアンブシュア(唇の形)も   

 微妙な調節が必要なので   

 ピッコロから入門することはあまりお薦めしません.    

(最もブラスバンド部などでは仕方ないこともあるようですが・・・)  

  フルートである程度基本的なことを習得したあとで、  

  音が安定してからはじめるのが理想的だと思います.  

  中途半端な奏法で両方の楽器を吹いていると、唇が閉まりすぎて、

   両方の音とも悪くなったりすることもあります.   

 また逆に、もともとフルートでいい奏法が身についている人は   

 ピッコロを吹くことにより腹筋の使い方が上手になりフルートの音   

 がよくなることもあります.    私個人はピッコロは吹きません(苦)  

  学生時代練習しましたが高音のソノリテをするとどうしても耳鳴りがして  

  当分それから解放されなくて苦しみました.   

 以前お会いしたピッコロプレーヤーの方に聞くと   

 「みんなそれは同じで練習するときには耳栓をしてするんだよ」だって(笑)  

  でもヴィバルディ作曲「ピッコロ協奏曲」の2楽章の   

 甘く切ないメロディーなどを聞くのは好きなのですが

 

.

音楽高校・大学に進みたいのですが・・

 A. 以前、レッスンをしてる生徒さんのお母さんが来られて  

   「先生、うちの子はフルートが好きなようなので、   

  その道の専門校に進ませようと思うのですが」   

   「え??そうなんですか?(すでに受験生になった夏)」  

   私は基本的に音楽高校は勧めていません.(その道の方すみません)   

   高校から音楽一つに絞ってしまったら、    

   もし行き詰まったときに選択肢がなくなるような気がして・・・.   

   交友関係にしても大学で得られればいい訳で、   

   せめて学力にしても平均的に色んなことを知っていた方がいいと    

  思っているからです.人生何があるかわかりませんからね   

  そういう趣旨のことをお母さんに話しました.    

 するとお母さんはにこやかにこう話されました   

  「いーえ、先生普通校受かるだけの学力があれば   

  私もそうはいいませんよ.   

  三者懇談でもこのままだとS校でも    

  (市内でもすべり止めといわれる学校)    

   無理だといわれたんです。幸い音楽も好きなようだし・・・     

  せめて音高に是非ともお願いします!」     

  「え??」絶句しました.  

   「せめて?・・・て?」頭が悪かったらいい音楽もできないんだよ!   

  と思いましたが、私も大人.  

   「できるだけのことをやってみましょう」そういいました。  

   それからピアノ・ソルフェージュ・楽典を習いに行ってもらい、

   楽器もある程度のものが必要なので買い替え、  

   目標校で教えておられる先生のレッスンを   

   私のレッスンの合間に受けたり、    

  普通は1年生の時点からとか早めに傾向と対策を練るのですが   

  何せ時間がない.結婚前の慌しいときでしたが  

  その子のレッスンだけは休みにせずに、その分頑張ってもらいました.  

  親御さんにはお金も捻出してもらいました.   

 そして受験.学力はかなりやばかったのですが無事合格しました.   

  その後は会うことがなく、   

  噂に聞いた話では学力は最後まで学校に入ってもついてまわったようで

  大学は県内の学校では見つからなかったとか。   

  音高や音大に進む道は専門的な習い事が不可欠です.  

  それもすぐ習得できるようなものではありませんので、

  その道をお考えの方は早めに専門家にご相談ください.    

  またあくまでも本人の歩む道です.    

  親が子供の道を決めるのはいかがなものか(困)   

  余談ですが頭のいい人と悪い人の演奏はやっぱり・・・

  伝わるものがあります.  

  具体的に??・・・そんなこと聞かないでください.

 

 

 

フルートは何年くらい使えますか?


 A. フルートは消耗品ですが、きちんとした手入れとメンテナンスを受け  

  さえすれば随分長持ちします.   

 通常年に1度もしくは半年に一度くらいの割合で  

  楽器店で調整してもらいましょう。  

  これだけで最悪の事態は防げます.   

  もう吹かなくなったから・・・としまいこんでいたら    

  あっという間に劣化してしまい その後吹こうと思ったときには  

  新品を買ったほうが安いなんてこともあります.

  楽器は吹いてこそ生きてくるもの.

  例えどんなに高い楽器でも  

  吹けない人が買った楽器ほど不幸なものはありません.  

  下手でもいいんです.ピコピコ取り出して吹いてあげましょう♪  

  当たり前ですが・・・メンテナンスは専門家に見てもらってくださいね.  

  素人がどうこうできるようなものではありません☆

 

 

 

 

フルートは金属製?


 A. 少し前,木管フルートが流行ってバロックの演奏会に行くと  

  必ずといっていいほど木管フルートを目にしました.

  昔は木管フルートは音質も柔らかく、素朴な音色だが音程が悪いとか、

  手入れが大変とか、音色を変えるのが難しいとか、音が小さいだとか  

  いわれていたようですが、最近の木管フルートは改良がなされ  

  そんな問題を解消できたものが出回っているようです  

  フルートの材質は洋白(銀メッキ)、銀、金、プラチナなど多様にあります。  

  違いは端的に金額ということもありますが、音質も材質によって  

  かなり変わってきます. 勿論好みがありますが一般に銀メッキは

  軽く音が出やすい、  

  銀は柔らかくフルート本来の音を出しやすい、    

  金は華やかで昨今のコンサートホールが大きくなったのに比例して

  普及率がアップ。 大きな音が出やすいということでしょう.  

  プラチナはまた独特の音質・・のような気がします.  

  多くの有名プレーヤー達は曲に応じて材質の違う楽器を

  使い分けるそうで

  

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